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乗馬のレッスンでお尻や股が痛くなる原因は?【症状別に解説】

この記事はこんな方におすすめ

乗馬のレッスンでお尻や股が痛くなる方。
どうして痛くなるのか知りたい方
どうしたら解決できるか知りたい方

乗馬を始めて5年になりますが、同じことで絶賛悩み中の私がお答えします。

乗馬のレッスンでお尻や股が痛くなる原因は?【症状別に解説】

乗馬でお尻が痛くなるケースで多いのがこちら。

・尾底骨付近が痛くなる
・女性のデリケートゾーンが痛くなる
・座骨が痛くなる

私は全て経験済みです(笑)

尾底骨付近が痛くなる

私も駈歩のレッスンをし始めた頃はこの状態でした。
「鞍に当たって痛い」というよりも擦りむいていました。

駈歩でこの付近が痛くなる場合、骨盤が後ろに傾きすぎていたり、馬の動きに遅れてしまっているのが原因である可能性が高いです。

後傾した骨盤

図で表すとこのような状態です。

私は最初に駈歩を教わった時に
「鞍の上で滑り台をするように。」と言われました。

今ではそれが間違いであることがわかり、症状は改善しました。
鞍の上でお尻が前後の動きを感じる時は、馬の動きに遅れている証拠です。
馬の動きに一致してついていけていれば、駈歩の時に感じるのは上下と回転の動きのみだからです。

馬の動きについていけるようになれば、この痛みはなくなります。

とはいってもすぐに出来るようになるわけではないので、
私は当時、自転車用のパッド付きインナーを使っていました。
かなり改善されました。
乗馬用は10,000円~と高価ですが、こちらは1,500円程なのでお勧めです。

女性のデリケートゾーンが痛くなる

正反動の時に鞍に当たってデリケートゾーンが痛くなる。
私も未だに反動の高い馬に乗ると痛くなるときがあります。
酷い時は出血することも!
後のお風呂やトイレが地獄ですよね(*ノェノ)キャー

このケースの場合、初心者・初級者に多いのはこの2パターンだと思います。

①股関節が固くなっている。

正反動の反動によって鐙を踏ん張ってしまったりして股関節が固くなり、ボンボン跳ね上げられて鞍に打ち付けてしまうのです。

力が抜けてくれば自然と直ってくるのですが、これもすぐに直すのは難しいです。

②腰が反りすぎている

女性に多いのですが、良い姿勢を取ろうと背筋を伸ばしすぎて腰が反ってしまっている状態です。
馬上では骨盤の角度は常に「ニュートラル」で股関節が自由に動けなければなりません。

前傾した骨盤

前傾した骨盤

ニュートラルな骨盤
ニュートラルな骨盤

鞍に座った時に、少し骨盤を前傾したり後傾したりして、股関節が緩んで一番楽でいられるところを探して、そこで常に乗ることを意識してみてください。

座骨が痛い

私の現在の悩みはこれです。

特に駈歩の一歩毎に座骨が鞍に擦れてゴリゴリする感じです。
乗っている時はいいのですが、レッスンが終わって少し立つと打撲のような痛みがあり、
酷い時はアイスノンで冷やしています。。。

これは1年ほど前から出始めた痛みで、当時座骨が痛いと先生に相談したところ
「シートが深くなって馬と座骨でコンタクトが取れ始めてきたから。」
と良い傾向だと言われました。

今までは座骨を隠して感じないように乗っていたらしいのです。
「馬とのつながりは良くなったけど、動きが一致出来てないのが原因」
とのことですが…

根本解決にはまだまだ長い道のりのようなので、とりあえずは
「馬の背中を柔らかくして(ハミ受けを求めて)乗る。」
という方向でレッスンをしています。

それでも、やはり痛いのは辛いし痛みで体が固くなってしまうので、今は乗馬用のインナーを使っています。

これらの痛みは上達すれば必ず直るものなので、頑張って練習しましょう。
同じ悩みを持っている方にご参考にしていただければ幸いです。