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フリーランスエンジニアが営業せずに仕事を受け続ける方法【実践中】

この記事はこんな方におすすめ

フリーランスにになりたいけど営業ができるか不安。
コミュニケーションが苦手だから営業なんて無理。
人見知りだから人脈をつくれるかどうか不安。

フリーランスエンジニアになってから、今まで特に営業というものをしたことがありません。
それでも仕事に困ったことがない私が実体験からお答えします。

フリーランスエンジニアが営業せずに仕事を受け続ける方法【実践中】

私自身が営業というものをしたことが無いです。

私がフリーランスになったきっかけは、エンジニア派遣で現場に入っていた時のことでした。
エンジニア派遣といっても派遣会社は2次請けだったので、現場へは1次受けの会社の営業さんが来ていました。
その案件が終わった時に、次の案件を「ウチの会社からやりませんか?」と誘われたのを機に何の営業もせずに、あっさりフリーランスになってしまったのです。

独立した当初は派遣会社からの案件を業務請負で請けたり、エージェント会社を使ったりしていましたが、最近では今まで一緒に仕事をした方や企業からの紹介などもあり、仕事に困ったことはありません。

私はの性格は?というと内向的人見知りコミュニケーションは苦手な方です。
名刺を渡して自分を売り込んだこともありません。

ではなぜ、営業活動をしなくても仕事に困らないのか?
私が仕事をする上で心がけているポイントをご説明します。

営業しなくても仕事に困らないためにするべき5つの事

私はいつもこの4つのことを心がけて仕事をしています。

①独りよがりの仕事をしない

まずは、技術力に走って「独りよがりの仕事」をしないということです。

私はJavaプログラマーとして業務系の大規模プロジェクトに参画することが多かったのですが、大人数のプロジェクトで求められるのは、「協調と技術力」です。

大規模プロジェクトでは品質を確保するため、様々なルール(規約)があります。
経験豊富なエンジニアほど、プライドやこだわりがあって「独自路線」を突っ走ってしまう傾向があります。
でも、誰もそんなことは求めていません。

プライドを傷つけないようにやんわり説得したり、修正してもらうのに余分な工数がかかったりと、そういう人はチームにとっては本当に迷惑です。(実体験)

最も必要なのは技術力に基づいた「協調」です。
自分が実装したシステムを一生かけて自分がメンテナンスするわけではないのですから。

私はいつも仕事をする際には常にこの3つを心がけています。

  1. 可読性がよいか?
  2. メンテナンス性がよいか?
  3. 拡張性があるか?

それは、RPAエンジニアの仕事をしている今でも変わりません。

特に今のクライアントは開発会社ではなく一般の会社のオフィスなので、
「技術的に最適な実装」があったとしても、
「誰が見ても分かる実装」の方を選択します。

自分のこだわりはクライアントには関係ありません。
「独りよがりの仕事をしない。」
「メンテナンスする誰かがいることを常に考える。」

②担当外の仕事も快く引き受ける

例えば、私が以前プログラマーとして参画したプロジェクトでは、テスト段階に入ったシステムに発注元から「要件を見直して欲しい。」との要望があり、要件定義からやり直すことになりました。

その時に実装担当だった機能について、現在の要件と機能をまとめた分かりやすいドキュメントを作成したところ、発注元との打ち合わせに同席して欲しいと言われ、そのまま客先との打ち合わせ~要件定義~実装まで担当することになりました。

自分はプログラマーだからと、仕事を限定せずに請けたことで、それまで未経験だった「上流工程の経験をGET」できました。

他にもメンバーとして参画したプロジェクトでチームを取りまとめることになったことで「プロジェクトリーダーの経験をGET」したこともあります。

そのポジションでは単価的に割にあわないのですが、何よりも重要なのは「経験を積む」ということです。
快く引き受けて自分のキャリアUPにつなげましょう。

現場としては「この単価でこのポジションやってくれればオイシイ」
私にとっては「未経験のポジションの経験がGETできてオイシイ」

Win Winです!

③常に安全マージンをとる

私は自分のタスクを常にスケジュールよりも前倒しで終わらせることで、いつも3割ほどマージンをとるようにしています。(手を抜いているのではありませんよ!)

システム開発のプロジェクトでは、全てが予定どおりに行くとは限りません。

発注元からよこやりが入ったり、仕様変更や追加が入ったり、
他のメンバーのパフォーマンスが上がらなくて遅れが生じたりと、
いろいろなトラブルが起きます。

そんな事態になった時にいつでも動けるように、ギリギリの仕事はしないようにしています。
そのため、タスクを多く振られたり、担当外の仕事が回ってきたり、経験の浅いメンバーや経験が豊富すぎて問題のあるメンバーのサポート(尻拭い)をする羽目になったりもしますが。。。

でも、私にとってはそれも「自分をアピールできるチャンス」と思っています。
「○○さんに任せれば大丈夫」と思ってもらえて次の仕事に繋げるこが重要です。

④常に次を考えて行動する

フリーランスで行きていく以上、案件が終わっても次の案件が必要です。

ただ、求められたことだけをするのではなく、
「これも出来たらいいかな?」
「もうちょっと便利にしてあげよう?」
「こんなのあったら役に立つかな?」

と思うような事があったら、やってあげましょう。
「こんなことまでしてくれたの?」
と思ってもらえたら成功です。

負担にならない程度で「100を求められたら110」ぐらいやってあげる
事を心がけています。

同じものを買うなら、少しおまけしてくれるお店をえらびますよね?
「次も○○さんにやってもらおう」思ってもらえれば上々です。

⑤常に旬の技術をリサーチする

フリーランスエンジニアである以上、売り物は「技術」です。

常に自分の分野の技術をリサーチし、新しいものをいつでも取り入れられるようにしておきましょう。

言語のバージョンアップやフレームワーク情報。
各種サーバなどのシェアの動向など。

常に「売れ線」のエンジニアでいるために、いつでも最新の環境でシステムを構築できるぐらいの知識は必要です。

最初のうちはエージェントを頼っても良い

とはいえ、フリーランスになって最初は人脈やクライアントとの関係構築ができていませんので、フリーランス専門のエージェントに営業をお願いしても良いと思います。

私もフリーランスになって、個別の会社以外にもエージェントにお世話になったこともあります。
凄くわがままなで限定した条件で案件を探してもらっていたのですが、未だにその条件の案件が出ると担当者から連絡が来ます(笑)。

マージンを抜かれるデメリットもありますが、実績を作るまでの準備期間、勉強代と思って割り切りましょう。

真面目に仕事をしていれば人脈は勝手にできる【売り込み不要】

私もコミュニケーションはあまり上手くはありません。
家で一人でいるのが好きだし、人見知りで初めての人と話すのは苦手です。

私が思うのにエンジニアとして重要なのは「コニュニケーション力」ではなく
「コーディネーション(協調)力」だと思います。

人に対してもシステムに対しても、それを心がけていたおかげで、いろいろな方からオファーをいただけて、営業をしなくても仕事に困ることはなくなりました。

まとめ

・苦手なら無理に営業しなくてもいい。
・周りと協調して仕事の中で実績を出すことで信頼される。
・最初はエージェント頼みでも良い。
・仕事で評価されれば人脈は勝手にできる。

コミュニケーションが苦手で人脈づくり、営業に不安を感じているエンジニアの方へ、ご参考にしていただければと思います。