RPA

RPAエンジニアの仕事内容と必要スキル【あれば尚可スキルも紹介】

この記事はこんな方におすすめ

RPAエンジニアってどんな仕事か知りたい。
RPAエンジニアになるにはどんな知識・スキルが必要?
RPAエンジニアって将来性はあるの?

4年前にWEB系プログラマから研修を経てRPAエンジニアとなり、
現在も現場で働く私が疑問にお答えします。

RPAエンジニアってどんな仕事?

①業務の手順を元にシナリオを作成
②シナリオに従ってRPAツールを使って業務の自動化ロボットを実装
③テスト
④リリース
⑤運用・保守

業種や自動化する業務の規模等で異なると思いますが私のクライアントではこのような流れです。

他にもRPA導入のための環境構築や、クライアントのスタッフの方にRPAツールの使い方を教えたり、ロボット開発のサポートもしています。
必要に応じてSE経験を生かして業務を自動化するための技術的なアドバイスなども行っています。

RPAエンジニアになるにはどんな知識・スキルが必要?

必須スキル

ロボット作成スキル(必須)

各社のRPAツールを用いてロボットを実装するスキルです。
シェアが高く、求人案件の多いツールを選ぶことをお勧めします。

プログラミングのように文字をゴリゴリと記述することはなく、マウス操作や画面上に直感的に作成できるツールが多いので、難易度は低いと思います。

各社のツールの特徴はこちらの記事で解説しています。

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ないと厳しいスキル

HTMLの知識
CSSの知識

主にWEBシステムとの連携時に必要となります。
特に私の使っているBizroboというRPAツールではWEBシステムの操作がメインなのでHTMLの構造やCSSの構造がわからないと厳しいです。

スキルと言っても自分でWEBサイトを作成出来るスキルは必要ありません。
HTMLがどんな構造か、どんなCSSが設定されているかという知識だけあれば十分です。

あれば尚可なスキル

VBScriptのスキル
ExcelVBA(マクロ)のスキル
JavaScriptのスキル
サーバの知識
ネットワークの知識

これらのスキルはプログラマーやSEからRPAエンジニアを目指す方はすでに身につけていることも多いかと思います。

もし未経験からRPAエンジニアを目指すのであれば、最初はなくても問題ありません。

これらのスキルの習得に時間をかけるよりも、クライアントの最大の目的は業務改善ですので、システムや業務を把握し提案を行うための「コニュニケーション能力」の方が重要だと私は考えます。

RPAエンジニアの将来性について

今後も需要は増え続けることが見込まれます。

少子高齢化は今後も進んでいきますし、IT業界は相変わらず深刻な人手不足です。
近年、RPAの導入が進んだのはRPAが既存のシステムを活かしつつ少額の投資で業務の効率化をすすめる事ができる技術であるためですので、今後需要が減少することは考えにくいです。

RPAエンジニアとして働いて思うこと

WEB系エンジニアとして、数々の開発プロジェクトを経験したことのある私ですが、RPAエンジニアとして現場で業務効率化をすすめていく中で今までになかった経験をしています。

それは「ユーザに感謝される」ということです。

ロボットをリリースして運用が始まると、その作業を日々行っていたスタッフの方に

「すごく楽になりました!ありがとうございます。」
とか
「こんな事ができるなんてすごいです!感動しました。」
など、感謝の言葉をいただきます。

プログラマーやSEで現場に常駐していたときにはなかったことなので、少し照れくさかったり、くすぐったい気もしましたが。。。

技術職なので日々勉強は必要ですが、私はそれに見合った報酬とやりがいを感じています。
なぜなら、日々時間をかけて行っている業務を自動化した時のクライアントの反応がダイレクトに感じられるのからです。

ユーザの反応を間近で見られることで、もっと便利にするにはどうしたらいいかと日々考えるようになり更なる効率化へのモチベーションも高まります。

プログラミングやSE経験のある方もRPAが会社に導入されたのをきっかけに興味を持たれた方も、この機会にRPAの世界に踏み出してみてはいかがでしょうか?